ペンタトニックスケールに関していろいろ
ペンタトニックフレーズを考える
3音フレーズ。
ペンタトニックスケールの3音をそれぞれのインターバルをもとにフレーズを作成する。インターバルは下記の様に上下3種考える。
U1(up1):ペンタトニックスケール上の1つ上のノート
U2(up2):ペンタトニックスケール上の2つ上のノート
U3(up3):ペンタトニックスケール上の3つ上のノート
D1(down1):ペンタトニックスケール上の1つ上のノート
D2(down2):ペンタトニックスケール上の2つ上のノート
D3(down3):ペンタトニックスケール上の3つ上のノート
これらを組み合わせると、下記の36種類のフレーズが出来る。
(括弧ないはCメジャーペンタニックでCを基準とした場合の例)
(-A等ノートの前にマイナスがついているのはオクターブ下という意味、
同様に+はオクターブ上,-2Aは2オクターブ下)
U1,U1 (C,D,E)--
U1,U2 (C,D,G)--
U1,U3 (C,D,A)--
U1,D1 (C,D,C)--
U1,D2 (C,D,-A)--
U1,D3 (C,D,-G)
U2,U1 (C,E,G)--
U2,U2 (C,E,A)--
U2,U3 (C,E,+C)--
U2,D1 (C,E,D)--
U2,D2 (C,E,C)--
U2,D3 (C,E,-A)
U3,U1 (C,G,A)--
U3,U2 (C,G,+C)--
U3,U3 (C,G,+D)--
U3,D1 (C,G,E)--
U3,D2 (C,G,D)--
U3,D3 (C,G,C)
D1,U1 (C,-A,C)--
D1,U2 (C,-A,D)--
D1,U3 (C,-A,E)--
D1,D1 (C,-A,-G)--
D1,D2 (C,-A,-E)--
D1,D3 (C,-A,-D)
D2,U1 (C,-G,-A)--
D2,U2 (C,-G,C)--
D2,U3 (C,-G,D)--
D2,D1 (C,-G,-E)--
D2,D2 (C,-G,-D)--
D2,D3 (C,-G,-C)
D2,U1 (C,-E,-G)--
D2,U2 (C,-E,-A)--
D2,U3 (C,-E,-C)--
D2,D1 (C,-E,-D)--
D2,D2 (C,-E,-C)--
D2,D3 (C,-E,-2A)
例えばU2,D1では、Cのノートに対するCペンタトニックスケールの2つ上(U2)のE, Eに対する一つした(D1)のDで、C,E,Dというフレーズが出来上がる
これをCからスタートさせるだけではなく、D,E,G,Aからも始める。
4音フレーズ。
これを4音フレーズに拡張すると、216通りの組み合わせができるが、D2,U2を省くと64通りの組合わせとなる。
最初がU1
U1,U1,U1(C,D,E,G)--
U1,U1,U2 (C,D,E,A)--
U1,U1,D1 (C,D,E,D)--
U1,U1,D2 (C,D,E,C)
U1,U2,U1(C,D,G,A)--
U1,U2,U2 (C,D,G,+C)--
U1,U2,D1 (C,D,G,E)--
U1,U2,D2 (C,D,G,D)
U1,D1,U1(C,D,C,D)--
U1,D1,U2 (C,D,C,E)--
U1,D1,D1 (C,D,C,-A)--
U1,D1,D2 (C,D,C,-G)
U1,D2,U1(C,D,-A,C)--
U1,D2,U2 (C,D,-A,D)--
U1,D2,D1 (C,D,-A,-G)--
U1,D2,D2 (C,D,-A,-E)
最初がU2
U2,U1,U1(C,E,G,A)--
U2,U1,U2 (C,E,G,+C)--
U2,U1,D1 (C,E,G,E)--
U2,U1,D2 (C,E,G,D)
U2,U2,U1(C,E,A,+C)--
U2,U2,U2 (C,E,A,+D)--
U2,U2,D1 (C,E,A,G)--
U2,U2,D2 (C,E,A,E)
U2,D1,U1(C,E,D,E)--
U2,D1,U2 (C,E,D,G)--
U2,D1,D1 (C,E,D,C)--
U2,D1,D2 (C,E,D,-A)
U2,D2,U1(C,E,C,D)--
U2,D2,U2 (C,E,C,E)--
U2,D2,D1 (C,E,C,-A)--
U2,D2,D2 (C,E,C,-G)
最初がD1
D1,U1,U1(C,-A,C,D)--
D1,U1,U2 (C,-A,C,E)--
D1,U1,D1 (C,-A,C,-A)--
D1,U1,D2 (C,-A,C,-G)
D1,U2,U1(C,-A,D,E)--
D1,U2,U2 (C,-A,D,G)--
D1,U2,D1 (C,-A,D,C)--
D1,U2,D2 (C,-A,D,-A)
D1,D1,U1(C,-A,-G,-A)--
D1,D1,U2 (C,-A,-G,C)--
D1,D1,D1 (C,-A,-G,-E)--
D1,D1,D2 (C,-A,-G,-D)
D1,D2,U1(C,-A,-E,-G)--
D1,D2,U2 (C,-A,-E,-A)--
D1,D2,D1 (C,-A,-E,-D)--
D1,D2,D2 (C,-A,-E,-C)
最初がD2
D2,U1,U1(C,-G,-A,C)--
D2,U1,U2 (C,-G,-A,D)--
D2,U1,D1 (C,-G,-A,-G)--
D2,U1,D2 (C,-G,-A,-E)
D2,U2,U1(C,-G,C,D)--
D2,U2,U2 (C,-G,C,E)--
D2,U2,D1 (C,-G,C,-A)--
D2,U2,D2 (C,-G,C,-G)
D2,D1,U1(C,-G,-E,-G)--
D2,D1,U2 (C,-G,-E,-A)--
D2,D1,D1 (C,-G,-E,-D)--
D2,D1,D2 (C,-G,-E,-C)
D2,D2,U1(C,-G,-D,-E)--
D2,D2,U2 (C,-G,-D,-G)--
D2,D2,D1 (C,-G,-D,-C)--
D2,D2,D2 (C,-G,-D,-2A)
これもCからスタートさせるだけではなく、D,E,G,Aからも始める。
インサイド、アウトサイト
例えばコードCM7でインサイドとして使用できるペンタトニックは
C、D、Gのそれそれのメジャーペンタトニックである。
それ以外の9種類でメジャーペンタトニックを使用すればアウトサイドなフレーズを
作ることができる。
インサイドからアウトサイドに並べると
- Fメジャーペンタトニック:Fの音がアウトサイド
- Aメジャーペンタトニック:C#の音がアウトサイド
- Bbメジャーペンタトニック:FとBbの音がアウトサイド
- Eメジャーペンタトニック:G#とC#の音がアウトサイド
- Ebメジャーペンタトニック:EbとFとBbの音がアウトサイド
- Bメジャーペンタトニック:C#とEbとG#の音がアウトサイド
- Abメジャーペンタトニック:AbとBbとEbとFの音がアウトサイド
- F#メジャーペンタトニック:G#とBbとC#とEbの音がアウトサイド
- Dbメジャーペンタトニック:全ての音がアウトサイド
その他のペンタトニック
その他にも色々なペンタトニックスケールがある。
- メジャーb5ペンタトニック :C,D,E,F#,A
- メジャーb6ペンタトニック :C,D,E,G,Ab
- メジャーb3ペンタトニック :C,D,Eb,G,A
- メジャーb2ペンタトニック :C,Db,E,G,A
- ホールトーンペンタトニック:C,D,E,F#,Ab
- 陰音階 :C,D,Eb,G,Ab
- 沖縄音階 :C,E,F,G,B
これらのスケールも同じ様にフレーズ展開が可能。
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